減量プログラム

ペット減量プログラムのご紹介


ペットの2頭に1頭は肥満！？

みなさんのわんちゃん、ねこちゃんは、毎日おいしくご飯を食べていますか？
ついついあげてしまう、そのおやつがその子の体にどんな影響を与えているか、ご存知ですか？
今や、現代のペットの2頭に1頭が太りすぎ、肥満であるといわれています。
ですが肥満に気が付いている飼い主さんは少なく、「ペットの減量なんて！」と思われる方が多いです。
肥満は万病のもと。それは動物も人間と同じです。
心臓病、高脂血症、高血圧、尿石症、関節炎、皮膚病などなど…。
肥満はあらゆる病気の憎悪因子であり、良いことは一つもない、というのが現実です。
また、肥満が進むと、日常生活にも支障を来たしてしまいます。
・散歩を嫌がる
・運動すると、すぐに息が上がる
・階段が上れない
・暑いのが苦手…
思い当たることはないでしょうか？
「うちの子って、ひょっとして肥満？」
そう思ったら、お気軽に動物病院のスタッフにお声かけ下さい。
動物病院は、病気を治しに来るだけのところではありません。
健康維持のためにお役に立てるよう、肥満の子には、ペット減量プログラムをお勧めしています。


ペット減量プログラムって？

このプログラムでは、定期的に通院して頂き専用のフードを使用しながら、当院スタッフが減量達成までお手伝いをさせて頂きます。
カロリーの計算や、体重、体脂肪測定(犬のみ)，胴回りの長さの測定などをはじめとした各種パラメータの記録および具体的な減量スケジュールの設定をすべて当院のスタッフが行います。

体重の変化を見ながら、早すぎず、遅すぎず、健康な範囲での減量が可能です。

減量の基本は、「摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やす」ことです。
つまり、ご飯を少なくして運動を増やせば理論的には確実に痩せるわけです。
しかし、実際にはご飯を減らしたためにおねだりが増え、おやつをあげたら逆に体重が増えた！
なんてことになりかねません。
また、一般的な市販フードを極端に少なくして与え続けると、必要な栄養素が欠乏する可能性が指摘されています。
さらに、体重が重いことで関節に負担がかかり、運動障害が出てしまってからの減量は、運動させることができません。
このように、ペットの減量にも、動物医療関係者によるサポートと、専用のフードを使うことが推奨されています。

通院は、２週間に１回から、最低でも１か月に１回の頻度でお願いしています。
料金は、専用食の費用と、定期的な血液検査費用（およそ2500円／回）のみです。
減量はゆっくりとおこなうため、数か月はかかる気長なプログラムです。
その中で、フードや減量に関する飼い主様の疑問を解決し、サポートさせていただければと思います。
「減量させたことがあるけど失敗した」
「肥満と診断されたけど、何をしていいのかわからない」
そんな方は、お気軽にスタッフまでお尋ねください。

「うちの子は，元々動くことが好きじゃないみたい」
・・・ではなくて，肥満だから動きが悪いのかもしれません。ご注意くださいね。